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とある令嬢の婚約破棄
とある街で、あたり一面黄色の美しい花が咲き誇る花畑がありました。
その花畑には幼い子供二人が仲良く遊んでいます。
花と同じ美しいゴールドの髪に、クリッとした金色の瞳をした可愛らしい少女が満面の笑みを浮かべ,花畑を走っていました。
彼女の隣にはサラサラヘヤーの黒髪に、澄んだ青い瞳をした男の子が、優しい笑顔で走る少女を追いかけていました。
走りつかれた二人は黄色の花畑へ寝そべり、澄んだ青い空を見上げると、
「わたしねぇ、大きくなったらこの街を出て色々な国をまわりたいの!」
「わぁいいなぁ!僕も一緒に行っていい?」
「もちろんよ!一緒に旅をしましょう」
青く晴れ渡った空を見上げ、二人は小指をつなぐと笑いあいました。
これはそんな約束を交わした二人の物語。
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