第三章 毒親からの子離れ

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母は信用してくれず、話も聞かず、罵倒し続け物を投げる。 父は理由も聞かず、殴る、蹴る。 助けて。と全てをさらけ出して話せる友人はいない。兄弟はいない。 こんな時、心のよりどころの【メル友】さえ役には立たない。そう痛感した。 変わらずわたしは、孤独だった。 助けてと言える人はいなかった。もう、心が限界だった。 意を決して、いとこの叔母さんに電話をした。事情を話し 「叔母さんの家に住みたい。家出したい。」 叔母さんは言った。 「じゃあ、家賃払って食費も入れてもらわなきゃ」 母は、叔母がそんな人間だとわかっていたのだ。 お年玉は全て没収される。月のお小遣いは祖母がくれる3000円。バイトをしたいと言っても許されなかった。 無理すぎる話なのだ。 そう、結局母しかいないのだ。 母に謝って許してもらうしかない。顔色を伺って生きていく。悪くなくてもとにかく謝る。「もうしません。ごめんなさい。」 兄弟がいたら違った? 幼なじみがいたら違った? 不良になって街にでるか!こんなデブスの不良はいないや… 死ぬか。どうやって? 答えは全て【母しかいない】になってしまうのだ。
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