第四章 毒親からの解放のために。

1/14
89人が本棚に入れています
本棚に追加
/68ページ

第四章 毒親からの解放のために。

離婚をしてから、困った事はやはり仕事だ。 保育所は田舎で、延長保育がなく7時半から17時50分までしか預かってはくれない。 介護士のため早出遅出、夜勤もあり不規則。 実家から保育所までは歩くと30分程でかなりの高配と傾斜がある道。 車のない父と母は送り迎えが出来ず(きついからと歩く事はない)、早出や遅出の時は実家で見てもらうしかなかった。 早出や遅出をしないと手当てもつかず、母子扶養手当の貰えないわたしからすると痛いのだ。 結果、両親にはわたしのわがままで迷惑をかけた。 父は母が会話してくれないので孫がいると母が構うので、孫が来ることを喜んでいたが、母は父と3人で騒ぐ音がうるさい事、自分の時間が制限されることに苛立ちを募らせる。 お金を一万円だけだが実家に入れた。 扶養手当がなく3人で生活をしていては、1万円が限界だった。 しかし、母の気分の波で「お金を入れても関係ない!あんたは何もしない!」と罵倒する時もあれば「あんたも生活きついのにありがとう」と言うときもあった。起伏が激しくてとにかく母の顔色をうかがう毎日。 仕事が残業になろうもんなら、「まだ帰らないのか!?」と何度も着信があった。 仕事を終え、娘たちを迎えに行くと、気分がいいときは「お風呂も入って帰りなさい」と行ってくれる時もある。 ただ、翌日「あんた達が来ると洗濯物が増える!洗濯物今後は持って帰ってよ!」と言われたり。 持って帰ると「嫌味なの?!洗濯物持って帰ったりしてさ」と怒鳴られる。 シャンプーの中身が少なくなっているの事で「わたしは目が悪いんだから、詰め替えくらいしてくれたらいいやん!気がつくやろ。」と1度理不尽に怒鳴られたので、それからは、全ての詰め替え容器のものを気がつく限り減れば詰め替えておけば、「嫌味のように満タンにしとかれる。気持ち悪い。本当に感じが悪い!」と怒鳴られる。 もーー!!じゃあ!どうすれば良かったのよ!!! わたしはどうしたって怒鳴られるのだ。 不満を言えば100倍返しだ。
/68ページ

最初のコメントを投稿しよう!