第3章 前カレとの再会

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「今度はいつ来るのって言ってたわ また水族館行きたいって」 「そっか 近いうちに菜々美に会いに行かなきゃな」 「うん あ…亮平晩ご飯どうする? お母さんが持たせてくれた 総菜でもよければ温めるわ」 「うんそれで良いよ お母さんの作ってくれるのはいつも 美味いからな……でも……」 そう言いながら吸っていたタバコを 灰皿に押しつけると立ち上がる 「俺はその前に佳菜子を食べたいな!」 「え!」 軽々と私をソファから抱き上げると 亮平はとなりの寝室に向かっていく 私は何も言わずにそっと亮平の首に 腕をまわした
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