第4章 ふたりの想い

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「あ……亮……平……ダ…メ…もう……」 「……ん……まだ……だよ…」 「あ…あ…………」 いつも以上に亮平は私を離さなかった 熱い身体をグイグイとベッドに押しつけ 私の身体を支配する そんな彼に私も一生懸命追いかける 「……亮平……愛し……てるわ」 何度も何度も高みに昇らされ 白い光に私の意識はどこかに 追いやられてしまった 意識を失う直前に亮平がつぶやいた 「もう絶対離さないから……」 冷たかったシーツはふたりのあつい熱に すっかり温められてしまっていた ………………… 髪をそっと撫でる亮平の手に目を開く 私をのぞき込む彼の瞳は とても優しかった
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