第4章 ふたりの想い

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「お腹すいたでしょう 仕度するわね」 熱い疼きが治まり私はベッドから出た 「ああ」 寝室のドアに手をかけ振り向いた 「亮平」 「ん?」 布団の中からこっちを向く亮平 「あのね前に言ってたこと…… 一緒に住もうって」 「ん」 「亮平はまだその気持ちに変わりはない?」 「ああまったく変わらないよ 今すぐでも俺は佳菜子と住みたい」 ベッドサイドのテーブルの上のタバコに 手を伸ばす亮平 「ありがとう私考えたの 亮平が良ければ私もあなたと暮らしたいって」 「え!いいのか?佳菜子」 タバコに火をつけかけた 亮平は半ば驚いた顔をしてこっちを見た 「ええ」
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