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もしも私がいずみの言うことを聞かなかったら、
『あんたの秘密を公表してやる!』と脅されているの。
いずみは、自分よりも私がモテることが許せないのね。いいえそれどころか、ちょっとでも私がモテることが、絶対に許せないみたい。
せっかく高校に進学したのに、このままでは、また暗黒の三年間が待っている--
そこで私は考えた。
「いずみの秘密を見つけてやる!」
それも、女子高生として、もしも他人に知られたら『恥ずかしくて死にたくなるような秘密』を。
そうすれば、もういずみも私の恋の邪魔ができなくなるよね!
そして、反対にいずみを脅して、大逆転してやるわ!
うふふ、楽しくなってきた!
かくして、その日から『いずみの秘密』探しが始まった。
名付けて『いずみの秘密を見つけて、私の秘密を黙らせる作戦!』
あ、いや、そのまんまだけど。
なんとなく『作戦』って言ってみたかったのよね。
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