side.楠木 1

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 叶うなら彼がそのことに気付いて、もう一度顔を合わせる機会を設けてくれれば良いのだが。  ───行けなくて、スイマセン。  楠木は顔も知らない相手を思い浮かべながら、四つ折りの手紙をそっとポケットに仕舞い込んだ。
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