5話

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夢都たちはいつもこれで侵入していた。 夢都が中に入ると空達もその穴を使って急いで入る。 起き上がった警備員は立ち上がり捕まえようとしたが彩がとっさにドアは鍵がかけた。 「出てこい!」警備員がドアを叩く中、お互い先に目当てのものを見つけるため中を物色する。 するとある封筒を見つけた。 中を見てみるとそこには札束が入っていた。 さらに別の封筒には受験当日の問題用紙が入っていた。 「サンプルかな?」 「いやサンプルなら2枚でいいだろ。これは多すぎる」 空達は真木が裏金入学に関わっていると睨んだ。 さらにある手紙を見つけた。 それは裏金入学を催促するものだった。 それはいくつもあった。 これだけなら拒否していれば問題ないが恐らく引き受けるように4人は見えた。 「お前たちの狙いもこれか?」空が聞いた。 「そうだ」 「そういえばなぜお前らは俺たちを捕まえない? お前たちはただ俺たちの邪魔をしているだけじゃないか」 「俺たちは警察でなければヒーローのように悪と戦うわけでもない。ただ人の心を守るためにお前たちの目論見を阻止するだけだ」 空は厄介に感じた。 「じゃあ渡してもらおうか?」 信長が近づくとドアが開いた。 牡矢は銃を取り出し煙を撒く。 煙が消えた頃には全員の姿はなかった。 両者グライダーと杖で帰っていると突然下から弾が飛んできて彩のグライダーを撃った。 そして彩は墜落した。 空達は思わず振り返る。 そして夢都は彩の元に行く。 「大丈夫か?」夢都が聞く。 彩は驚いた。 「まさか敵なのに助けるとはな」 そこに救がやって来た。 「貴様は……」 空達も地上に降りそして警戒した。 「俺の事は知っているよな? 俺は賞金稼ぎの狩人だと」救は笑顔だった。 夢都は威嚇で杖から火炎放射を放つか救は敢えて火炎放射を受けながら近づいてきた。 空達は驚いた。 「なぜ効かない?」 「俺の世界はお前たちの世界よりはるかに文明や技術などが発展しているんだよ。この服は2000度の温度にも耐えられるぐらい頑丈なんだよ。この日焼け止めもな」 救は説明を終えると夢都を蹴り飛ばす。 夢都は倒れこむ。 そして救は毒の入った銃で夢都を撃つ。 夢都は苦しむ。 「夢都!」 竜馬と信長、三菜は夢都の元に寄る。 夢都は苦しそうだった。 空達も思わず注目する。 牡矢は一時的に感電させる事が出来る矢を吹くがそれも救に聞かなかった。
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