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7話
彩は机でお金を数えながら夢都の事を考えていた。
夢都に助けられて以来、彩はずっと夢都の事が気になっていた。
恋をしているという事も頭にあったがしかしそんな事ないと考える。
するとインターホンが鳴った。
彩が出るとそこには香川和夫がいた。
彩は和夫をアジトの中に入れる。
「実は私は小説家の高橋翔太の弟子なのですが」
「え? あの天才作家の」恵令奈は驚いた。
高橋は天才作家で日本では有名な人物だった。
「その高橋が書いた作品は全て自分が書きました」
それを聞いた空たちは驚いた。
「でも高橋は私に対し感謝どころが偉そうにしていて私をただの道具にしか思っていません。私は高額な報酬をもらっていたので我慢していましたが彼の態度は日に日に悪化していって最近では自分が書いたのだと錯覚しているほどです。なので彼に制裁を与えたいと思い依頼しました」
「でもあなたそんな人間に手を貸していたんでしょ」恵令奈は納得できなかった。
「まぁいいだろ。その代わりあんたも何か罪に問われるかもしれないけど」
「別に良いです」和夫は覚悟していた。
空の言葉に和夫は返答した。
そしてこの依頼を引き受ける事にした。
和夫が帰った後、みんなで話し合う。
「しかし今回の報酬はかなりの額だぞ」空は興奮していた。
「どうした彩? 元気ないが」貴虎が心配する。
「別に」彩は出ていった。
恵令奈はいつもなら報酬に喜ぶ彩が喜んでなかったため気になった。
翌日、空達が待っているとそこに翔太がやって来た。
翔太は証拠となる自分の原稿用紙を持ってきた。
牡矢がそれを受取ろうとした時、突然何かが高速で横切った。
それはホウキに乗った夢都だった。
空達は警戒するが彩は戸惑った。
「来ると思っていたよ」空は笑顔で言った。
「やっぱりか」夢都は奪う事に失敗し落ち込んだ。
空と夢都は戦う気満々だった。
彩は複雑だった。
「やっているね~」そこに救がやって来た。
両者警戒する。
「別にお前たちを捕まえに来たわけじゃない。怪盗、この間の活躍良かったよ」
救の態度に余計空達は警戒する。
「お前のせいでまだ怪我が癒えていないんですけど」夢都は嫌味っぽく言った。
そしてすぐにホウキに乗り逃げていく
しかし牡矢はムチを使ってホウキに絡ませそして引きずり下ろす。
夢都は床に倒れる。
そしてまだ傷が癒えていなかったため体が痛む。
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