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空が夢都の元に歩いて行くと彩が夢都の前に立つ。
「何のつもりだ」戒が聞く。
彩は黙ったままだった。
恵令奈は前に夢都が彩を救った事を思い出した。
戒は彩に近づく。
「どけ!」戒が聞く。
「嫌だ」彩は抵抗する。
その後ろから音根と射矢が来るが何が違和感を感じた。
貴虎は戒を掴む。
「行け!」
夢都は戸惑うが隙をみて逃げていった。
「なぜ止めた!」戒が彩と貴虎に怒る。
彩は黙ったままだった。
「何で助けてくれたのかな」芳香はアジトで疑問を言う。
夢都は自分を庇ってくれた彩が気になった。
数日後、高橋は新しい執筆本の会見にやって来た。
マスコミはカメラで高橋を撮る。
そして高橋は自信満々に自分の小説について話し出す。
その時だった。
あるマスコミは紙を拾う。
そこには高橋が今、言った事がそのまま書いてあった。
それも高橋の字だった。
「これは練習のために書きました」高橋は誤魔化すがそこに和夫がやって来た。
「この作品を書いたのは僕です」
それを聞いた高橋は慌てる。
マスコミたちは一気に高橋に注目する。
「な、なにを言っているんだ?」
「私は彼のために毎日本を書いていました」
和夫は空達が奪った原稿用紙を取り出そうとしたがしかしバックの中にはなかった。
あの時、音根と射手矢が透明になってこっそりスッていた。
和夫は慌てるがマスコミたちはゴーストライター疑惑に興奮した。
その後、ゴーストライター疑惑は高橋は一気に堕ちてしまった。
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