揺れる想い

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ガチャ 玄関の音 「ただいまー 莉奈?」 「おかえり」 待ってる時間は長かったけど 時計を見たら、まだ0時過ぎ 莉)「早かったね」 ケ)「ルミちゃんに、莉奈が待ってるから早く帰れって(笑) テレビ見てたん?」 莉)「ん、起きて待ってたかっただけ。」 言いながら、リモコンでテレビを消した ケ)「風呂は?入った?」 莉)「シャワー浴びた。ケンタ入ってくる?」 ケ)「 もう寝たい 飲みすぎ」 座ってる私に抱きつく 莉)「ケンタ、寝るならベット行こ? 」 布団の中で お酒臭いケンタにくっつく 酔ってても 腕枕してくれる そのまま抱きしめてくれるから 私も抱きつく 今 私に幸せを与えてくれてるのは、間違いなく ケンタだ ギュウって抱きつく私に 「 莉奈 もうちょい待ってて アキラ先輩みたいに 俺が 絶対 幸せにするから 」 酔ってるケンタは普段言わない(言えない)ようなことを言う 私がミユキを羨ましがるから 酔ってこんなこと言うんだ 莉)「うん。 」 今も幸せだよ 本当に 幸せだから だから早く 耳に残るリュウの声を 消したかった
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