うちの父方のじいさんの家で見ちまったモノの話をする
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床板を恐る恐る上に押し上げると、扉は音もなく開いた。 開いた瞬間、ごおおっ、と中の空気が漏れ出した。 どのくらいの間閉ざされてたのか知らないが、独特の匂いが鼻をついた。 扉を開けた拍子に張り付いていたお札がはらりと剥がれ落ちたのを覚えてる。 真っ暗闇の内部を懐中電灯で照らしてみた。
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