マサト (59) の場合
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妻の足音が、ゆっくりとリビングに近付いてくる。 そして、ドアを開けると同時に、息を呑む音が聞こえたかと思うと、彼女は買い物袋を私の頭の横に置いて、奥の戸棚を開けた。 ── 一体なにをしているんだ? チラリと薄目を開けて妻を見れば、彼女は保険証券を手に、薄ら笑いを浮かべてこう言った。 「手間が省けてよかったわ」 私は頭が真っ白になった。
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