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目を覚ましたら、なぜか実家のベッドで寝ていると分かった。
「アンジー……? どこいる……」
どうしてここにいるのだろう。
彼女と一緒にいたのに、今は自分1人でここにいる。
夢だったのだろうか。
――そんなはずはない。
彼の頭は相変わらず優秀だったのですぐに記憶を引っ張り出せた。
自分は過呼吸か何かになって倒れたのだろう。
直前に彼女から言われた言葉。
この腕に確かに残る彼女の感触。
「アンジー……どこいるんだ……」
青い目には何も映っていなかった。
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