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「よし、これでボッチは回避・・・」
「い、今何か言いました?」
「いや、なにも・・・」
安堵の声が漏れてしまった。
「問題は残りの二人は誰にするか、ですね」
「・・・・・・彼はどうかな?」
僕は窓際の席に一人頬杖をつき、窓際を眺める男子を指差した。
「えと・・・、四方くん、ですか?」
「そう。僕の友達・・・多分」
「多分て。じゃあ、誘いましょ!」
僕は徐に重い腰を上げ、四方くんの席へと向かうと、澪標さんもひょこひょことついてきてくれた。
「あの、四方くん?」
彼の名を呼ぶが、まったく反応しない。
シカトとは。地味に傷つくんですけど。
「よ、四方くーん?おーい?」
彼の目の前で手を振り、もう一度声をかける。
すると、彼は耳元に手を近づけ、こちらを振り返った。
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