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 これは、私が体験した、あの猫との出会いの物語です。  あの日私は、とても急いでいて車を飛ばしていました。ちょっと薄暗い道に差し掛かった時のことです。黒くて目が赤い『なにか』が、飛び出してきました。私はその『なに か』を見るとそれは子猫でした。  私はすぐに、病院へ連れて行きました。もちろん次の予定が詰まっていましたが、私はけがをした子猫のことを見捨てられませんでした。  今、その子猫は……いや、もう子猫とは呼べないくらいに育ちました。元気いっぱいに走り回っています。  私はあの時、子猫を助けたせいで、クライアントが怒ってしまい、私は会社を首になりました。ですが、私は後悔など一mmもありません。それどころか、私の胸は一杯になりました。首になった私は、その子猫を飼うことに決めました。  それからは、私は幸せに暮らしています。とても小さく、温かい子猫と一緒に。 そして、その子猫とに来たたくさんの妖と一緒に暮らしています。
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