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男性目線
恋わずらい。
病は君から
つい君を目で追ってしまう
つい君を想ってしまう
この病気は恋煩いというらしい
君の気持ちに敏感になると言うもので
だから知ってる
俺じゃだめなんだって
だって君には好きな人がいる
ほら、あいつの話をするとき、幸せそうな顔しちゃってさ
俺の気持ちなんて気づかないんだろうね
「まったく、いつまでも好きでいられるなんて思うな?」
なんて言いながら、ずっと嫌いになれない俺がいる
この気持ちを終わらせることができるのは世界中で俺ひとり。
だからもう少し、君の想いが叶うまで
もうちょっとだけ、心地よい夢にまどろんで……
――この想いの始まりを見た
春、桜の下。迷ってた俺に差し伸べてくれた手
それがきっかけだった
それからは他愛のない話もたくさんしたね
「おはよう」って言えば「おはよう」って返してくれる
「またね」って言えば「またね」って返してくれる
だったら……「好き」って言えば「好き」って返してくれるかな?なんて
笑っちゃうね、あり得ないってわかってる
ねぇ、君の優しさに惚れたのに、
今は君の優しさが辛いよ……
それでも君の笑顔が見たくなる。
ズルいよね
君が笑ってくれるなら、俺はずっと頑張れる
時間がたっていつか笑い話にできたなら
君に打ち明けられるかな?
この苦しくも愛しい
恋煩いのお話を
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