恋煩い

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女性版( ´-ω-) ほんの少しだけ変えてます ほとんど変わりません( ´-ω-)ウム ――――――――――――――キリトリ――――――――――――― 恋わずらい。 病は君から つい君を目で追ってしまう つい君を想ってしまう この病気は恋煩いというらしい 君の気持ちに敏感になると言うもので だから知ってる 私じゃだめなんだよね だって君には好きな子がいる ほら、あの子の話をするとき、幸せそうな顔しちゃってさ 私の気持ちなんて気づかないんでしょうね 「まったく、いつまでも想われてるなんて思わないでね?」 なんて言いながら、想い続ける私がいる この気持ちを終わらせることができるのは世界中で私だけ。 だからもう少し、君の想いが叶うまで もうちょっとだけ、この心地よい夢にまどろんで…… ――この想いの始まりを見た 春、桜の下。迷った私に差し伸べてくれた手 それがきっかけだった それからは他愛のない話もたくさんしたね 私が「おはよう」って言えば、君は「おはよう」と言う 私が「またね」って言えば、君は「またな」と言う。 だったら……私が「好き」って言えば君は「好き」と言ってくれるかな?なんて 笑っちゃうね、あり得ないってわかってる ねぇ、君のみんなに優しいところが大嫌い でもね、そんな君だから好きになったんだよ? 君が笑ってくれたから、私も笑っていられたの 時間がたっていつか笑い話にできたなら 君に打ち明けられるかな? この苦しくも愛しい 恋煩いのお話を
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