ギブアンドテイク

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ギブアンドテイク

【秀楽園・庭先】 申炎「……zzzzz」 酉星「……おっ、申炎!」 申炎「……んあ?」 酉星「申炎、起きろ!手合わせしてよ!手合わせ!」 申炎「手合わせー?他当たれよな…。俺は寝る」 酉星「他がダメだから申炎に頼んでるんだよ。だめ?」 申炎「だめ」 酉星「…………だめ?」 申炎「あのな、酉星。お前の上目遣いはな、トラにしか通用しねぇから」 酉星「寅雷にだけってどういうことなんだ?……って、上目遣い作戦失敗だ!」 申炎(酉星ってバカだよなー。てか、トラの気持ちに気付いてねぇの想われてる酉星だけだし) 酉星「……おい、申炎。なんか失礼なこと考えてたろ?」 申炎「別に」 申炎(こういうとこだけは鋭い) 酉星「まあ、いいけどさー。とにかく、手合わせしてくれよー、頼むよー」 申炎「あーもう!手合わせ手合わせ五月蝿え!!この手合わせバカ女!」 酉星「ば、バカ女だと!?…………ふーん、そういうこと言うんだな。手合わせのお礼に未雪とデートできるようにあたしが言ってやろうと思ったのになー。あーあ、残念だー」 【説明しよう、酉星と未雪は大親友なのである】 申炎(ぴくっ) 【そして、申炎は未雪に想いを寄せているのである】 酉星「もっかい水戌に頼んでくるかなー。じゃあな、しん……」 申炎「待て。その条件で手合わせの相手してやる」 酉星「ぷっ……申炎、顔真っ赤」 申炎「……五月蝿え!ほら、とっととやるぞ!」 酉星(ほんと、未雪が大好きなんだから) 【男気溢れる酉星と未雪大好きな申炎。この2人は常にギブアンドテイクの関係】
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