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座敷わらし伝説
この話は作者(天野)が見た不可解な夢を具現化したものです。
座敷わらしの伝説は日本の各地にあるかも知れませんが、この話はあくまでフィクションであり、実在する座敷わらしの伝説とは異なるものです。
おっと、物語に戻りましょう。
バーンの書いた物語のおかげで、座敷わらし遥のお祈りの、祝福にあずかろうとたくさんの客が殺到して、旅館は繁盛しました。
希有な外国人としか、思われていなかったジョシュアはいつしか杉蔵と遥のおかげで、旅館の商売で
成功します。
そして、天国ではもう着物でもrockな服でもない、白い衣を着た、天国人(てんごくびと)になった、
遥と杉蔵が楽園での生活をしているのでした。
天国はまさに光の国でした。煌々と光る太陽や夜の月星、そして青い海と青い空。緑豊かな大地。
大地は常に実り豊かな穀物や野菜や果物が溢れています。そこでは、ライオンと人間の子供が、コブラと人間の子供がたわむれる、楽園でした。ライオンも羊も馬も山羊もヘビもどの動物も人間も互いに、仲良く暮らしているのでした。食事も取る必要もありません。全ての住人は光の存在なのですから。
どの生き物ももう、死ぬことはなく無限に広がる楽園で永遠に生前の家族や友人と再会し、幸せに暮らしていくのでした。
終わり
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