救世主現る?!

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『ちょっとーそんな事したらもっと頭悪くなるでしょ』 「幻聴にしては微妙にムカつくな」 『ねえ さっきから独り言多いし そろそろキモいから止めた方がいいよ』 龍介は周りを見回した。オフィスには自分1人しかいないはず 「誰もいないよな。ダメだ 俺は本当に病んでるのかも」 『ねぇねぇ マジで無視しないでっ ワザとやってんの?私の事見えないの?』 声のする方をよく見てみたら?! 「うっわぁーーーーーーっ」 デスクの椅子を思いっきり引いたら後ろの棚にぶつかった 『大丈夫? あなた落ち着きないし、本当にうるさいわね』 目をこすって、もう一度声のする方を見た 間違いないPCのモニターの上に親指サイズの女の子が座ってる。 人差し指を出してそーっと 『ちょっとー まさか私の事突くつもりじゃないでしょうね?』 「嘘だろ?」 『何が?』 「いやっ 何がって えっ? 誰? 喋ってる?」 『はあ? 私?』 「そーだよ お前だよ 誰? 何者?」 『名前?言おうか?』 「名前?を聞いても仕方がないけど いやっ 違う。名前とかじゃなくて・・・誰? いやっそれも違う。誰?とかじゃなくて・・・」 『ちょっと 独り言うるさいよっ まとめてから喋ったら?』 親指サイズの小人はタメ口で偉そうに喋るし、足まで組んで態度まで悪い
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