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「うるさい って言うか お前何者なの?」
『はぁー これだから龍介はダメなのよ』
そう言って小人はキーボードの上に飛び降りた
「えっ?!お前 動けんの? っていうか何で俺の名前何で知ってんの?」
『いちいちそんな事で驚かないでよっ 動いてる物見るのが珍しい? 私の事ナメてんの?』
ナメてるかナメてないかと言えば・・・叩き潰せてしまえる大きさの小人を怖がる必要は無くて・・・
いやいや違う。そこじゃない。
マジで? 俺イっちゃってる?
ちょっと10秒間、目を瞑って冷静になって考えよう。落ち着いたら元の自分に戻れるはずだ。俺は大丈夫 まだ壊れてない
すぅーーーーーー はぁーーーーーーー
1・2・3・4・5・6・7・8・9・10
パッ 思いっきりしっかりと目を見開いてみた
『ねえねぇ 何1人で遊んでんの?』
小人・・・キーボードの上で仁王立ちしてる。そしてこっちを睨みながら生意気な顔して悪態ついてる
「ダメだ 俺壊れたんだ」
壊れてしまった自分が不憫で泣きそうになってきた
『ちょっとー1人遊びしてるけど、仕事終わらせないで大丈夫なの?時間ヤバイんじゃないの?』
「はぁ? ああそうだった・・・終わらせないとなっ。 いやっ 違うだろ」
俺は何で小人に突っ込まれて返事してんだ?でも小人の言う事は正しい。終電に間に合わないとヤバイんだ
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