救世主現る?!

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カッチーーーーン 「お前何者なんだよ。っていうか その・・・何で裸なんだよ ちょっと 隠せよ」 『ん?ダメ?人間の身体にしてみたんだけど何か間違ってる?』 胸を手で触ってみたりお尻を突き出してみたり 「あの 間違ってるとか、そういうんじゃなくて。 そのオッパイモロ出しとか・・・それはどう?」 さっきは分からなかったけど、何ならスタイルはいいし胸の形も最高だし、小人が大きくなったら超可愛いじゃないかっ 上着を脱いで彼女にかけた 『何・・・・?』 あからさまに迷惑そうな顔をして上着を羽織り、でもまだ下は裸で 「刺激が強すぎる・・・」思わず声に出てしまった 『ねえ 終わったし帰ろうよ』 「あっ あぁ」 デスクの上をパパッと整理して時計を見た。走ったら終電には間に合いそうだ 「あっ?!」 よく考えたら 今コイツ帰ろうよって言った? 「今何て言った?」 『早く帰ろう』 「何で? 俺が? お前と?」 『うーーーん 理由? 聞く?好きだからかな』 「誰が?」 『私が 龍介を』 「何で? そしてさっきから気になってたけど名前を何で知ってる?」 『好きな理由? うーーーん 格好いいから』 「・・・意味分からん」 何か分からないけど 放っておこう。こんなややこしいふてぶてしい悪霊なんかと関わったら俺に明日は来ないかもしれない。ジャケットを取り上げ、目を合わさないようにカバンを持ってダッシュでオフィスを出た
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