魔導師団と聖騎士団

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魔導師団と聖騎士団

「…なあ林斗。これはどういうことだ?」 今は、新しい仲間が2人増えた日の夜9時、夜ご飯の時間だ。レオンはというと、 「これ美味しいな!林斗!今度また作ってくれ!」 この家に泊まっている。ガイルがあの後家にきたが、客間は使えなくなっていたらしい。主に林斗と、この世界に来たばかりの時の女性メンバーのせいで。ところで、俺が言った、どういうことかというのは… 「知りません。酒呑童子さん、カーリーさん。僕に抱きついていないでご飯食べましょうよ!」 こういうことだ。正確に言うと、あの仕上げ(調教)が終わった後に、どうやら完全に2人とも心が女になったらしく…いや、酒呑童子は正確には男だったのだが、「林斗の事を見ると胸がドキドキするようになった。これはどう言う事だ暗徒。」らしい。女として林斗に恋したという事だ身体も今女だし。カーリーも同じ状況らしい。それでスキンシップが過剰になり、こうなった。カーリーは鎧ちゃんと脱いで、用意された服を着ている。 「…仕上げ方間違えたなぁ。」 「そりゃそうだ!お前の仕上げって言葉の裏には調教って言葉が隠れてるからな!見ろよ!目の前に瓶焼酎が置いてあるのに酒呑童子が反応しないほどお前に恋してるらしいんだよ!」 「暗徒?言わないでくれるか?俺もこうなったのが不思議なくらいだ。」 「うるさい!あの…いつもの、いつもの…」 「なんだ暗徒。俺がこうなった事を悲しんでくれてるのか?」 「いつもの酒でなんでも解決できる単純な馬鹿の酒呑童子を返してくれ!」 「俺怒って良い?林斗。」 「何故僕に許可を?それと、何故お二方が僕に抱きついているのか理由をお聞きしたいのですが…」 『林斗(様)に!さっき調教されて!物凄く好きになったからだ(ですわ)!』 「わぁおベリーストレート…変態なのですか2人とも。」 「いいえ、私は林斗様の事を考えると胸がドキドキして、だけれど林斗様と一緒にいたいと考えるようになってしまっただけですわ。」 「俺も。」 林斗に抱きついている2人は、林斗の腕をそれぞれ掴む。その反動で、林斗は使っていた箸と茶碗を落とす。俺は茶碗だけ受け止められた。そして、2人は林斗の腕を自身の胸に当てる。 「触ってみて感じてみてくれよ。ドキドキしてるだろ?」 「私たちは、林斗様に本当に惚れているんですわ。たとえ、林斗様に捨てられようとも、林斗様に尽くしますわ。」 「………あっ…終わった…」
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