過去話

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「あら?さっき言いましたよね?勝負に林斗様が勝ったら、私は林斗様の奥さんになると。それで林斗様は勝ったのです。その強さに一目惚れしたのですわ!」 「すいませんセクハラされてる状況で告白されてもどう言っていいか!」 … ここからは、俺、暗徒の視点だ。え?メタイ事言うなって?大丈夫。これ書いてるのは作者だ。 「…ねえバステト。儂らは何を見せられてるの?」 「私たちの夫がセクハラされながら告白されてる図」 「みんな元気だ!元気なのはいい事だ!そうだ!屋台の食べ物はここの机に出しておくぞ!」 レオンがリビングのテーブルの上に、空間から取り出した食べ物を置く。まあ俺らは生返事で返したのだが。 「…酒呑童子さん?カーリーさん?いい加減やめてくれませんか僕のお尻を揉むのは!」 「酒呑童子さんがやめたらやめますわ。」 「カーリーがやめたらやめるぞ?」 「酒呑童子ー。やるなら覚悟しろよー。」 「何言ってるんだ暗徒。俺は身体は女だが心は男だぜ?何も覚悟することなんかない!」 あ、酒呑童子とカーリーさんが終わった。 「…ちょっと2人とも、空き部屋に案内するので来てくれますか?」 「ん?なんでだ?」 「私にも分かりませんわ。」 「簡単ですよ。」 林斗は、2人の腕を掴み、 「勝負事が好きな女の人、心は男で身体は女の人。2人とも、根っからのメスにする為ですよ。」 そう言った。言われた2人は顔を引きつらせて、 「…すまん林斗。俺男でいたいから。」 「私も…この性格が気に入ってますので…」 「何言ってるの?2人は僕のお尻を触ったでしょ?ほら、そのお礼(仕返し)に、2人にちゃんとした女性になって(良い声で鳴いて)いただきますよ?決定権、酒呑童子さんはいまから5時間は男に戻れない。」 言葉の裏に何か別の言葉が潜んでる気がするぞ林斗ぉ!? 「…明日の朝8時まで残り17時間か。林斗!せめて明日の朝8時までには終わらせてよ!」 「 大丈夫ですよバステッタ!夜の8時まで5時間あるので、その時間までに酒呑童子さんとカーリーさんを、立派な女性(メス)に仕上げ(調教し)ます!」 「(言葉の裏にやばい言葉が潜んでるぞ林斗ぉ!?)」 俺は、空き部屋に連行される2人を無言で送る事しか出来なかった。いや、ただ一つ、言葉を送ることができた。 「…ドンマイ」 「それ言うなら助けてくれよ暗徒ぉ!」 その後、8時まで喘ぎ声が聞こえて来たのは言うまでも無い…
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