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林斗は、その当てられた手を動かし、胸を、乳首を掴む。その瞬間に2人は喘ぎ声をあげるが、林斗はそれを気にした様子も無く、力を込めていく。
「林斗は大胆だな!食事の場でもモゴゴ!」
急にレオンが口籠ったのは、俺が一本腕を生やしてレオンの口を塞いだからだ。
「うん。うまい。レオン、今はあまり口に出さない方がいい。周りを見てみろ。みんな黙ってるぞ。アークとアモンとベリアルなんか、スマ◯ラSPやって…飯食えよお前ら…」
「暗徒様、静かにして下さい。ご自分で言ったではないですか。」
「あー…うん。」
そう言われたから、俺は黙るしかないよな。ちなみに、林斗はというと…
「ちょっ、痛い!林斗、それ痛い!あ、けど痛気持ち良いごめんごめん謝るから力を強くするのをやめてくれ乳首痛い!あ、けど次の調教の時にもこれやってほしい…」
「んっ…痛いですわ林斗様。ですが林斗様が望むのだったらどんな痛さにも耐えてみせますわ。けど…なんだか、不思議な気持ちですわ。痛いはずなのに、胸のドキドキが止まらないし、とても気持ち良いですわ。あぁ!もっといじめて下さいませ!」
「…いいから飯を食えェェェェェェ!」
…食事中に林斗の怒号を聞くのはこれで二度目だな。一回目は確か…
ー回想ー
「家族6人が食卓に揃うのは久し振りねぇ?」
「明日香、家族6人で食卓は一昨日にもあったよ。もう歳?」
「あら、あなた?言っていい事と悪い事があるのよぉ~?」
「痛い!謝るから頭グリグリはやめてくれ!」
「…うるさい2人とも。今は夜の8時だ。近所迷惑になる。」
「そうだよお母さん、お父さん。あまりうるさくしたら駄目だよ?暗徒にいちゃんの言う通り。あとお母さん。…親っていうものは、予想以上に早く歳をとるもんだよ。」
「晴翔?あなたに親の何が分かるのかしら~?」
「ギャァァァ!痛い!お母さんのグリグリは沙良ちゃんの5倍ぐらい痛いからやめて!」
「…あの、もう料理運び終わったんですけど…まだ食べないんですか?」
「晴翔お兄ちゃん!うるさいよ!自分でも言ってたじゃない!林斗お兄ちゃんを見習ってよ!すごい静かだよ!」
「いや、だから早く食べ…」
「沙良?あなたも結局騒いでるじゃない?いけないわねぇ?」
「んぎゅうあ!?ママ!痛い!やめてよお母さん!お父さん!お母さん止めて!」
「あ…あの…?」
「おい晴翔!腕相撲やろうぜ!」
「今!?…良いよ。今日こそ勝つ!」
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