疾風怒濤の2つの戦い

9/9
前へ
/33ページ
次へ
「林斗ー?どこ言ったのー?」 僕を探すバステトの声だ。僕はまずいと思い、トイレへ駆け込み、ドアを閉める。 「見つかったら説教長いからなぁ…」 「り、林斗?私…流石に…恥ずかしい…」 その声が聞こえ、僕は前を向く。そこにはミアーラが、洋式トイレの上で立っていた。M字開脚でトイレ中の状態で。神様!ラッキースケベはもうお腹いっぱいって言ったじゃないすか! 「ごめん出て行く!」 「待って!」 ミアーラが僕を止める。 「何?」 「その…私の…弄って…」 … 「またかぁ…」 またやってしまったぁぁ…こっそり僕の部屋に戻れたけれど絶対怒られるなぁ… 「入るよ林斗様!」 突然黒ちゃんの声が聞こえた。時計を見ると、もう10時だ。まさか正々堂々玄関から来るとは……待って!今の状況見られたらやばい!3人裸で寝てるから!そう思って、待ってと言おうとした瞬間にドアが開く。 「やっぱりそうだと思った。彼女を放って乱行会かい?」 バステトが笑顔で、黒ちゃんは戸惑ったように、僕を見つめる。…うん。 「もうどうにでもなれぇ…」 まあ、その後みんな参加したのは言うまでもない。というか、今僕だけ起きてる状態だけれどもう6時…… 「ガイルさんが来るまで寝てよ。それでガイルさんと行こう。」 僕は、満員になってる僕の部屋から出て、リビングのソファーに行く。 「おお、林斗。俺らの身にもなってくれ。」 「やだ。」 お兄ちゃんとそういう会話をして、リビングに行こうとすると、玄関にチャイムがわりに置いといた鈴が鳴る。ガイルだったらドアをバーン!っていきなり開けるはずだから… 「林斗様!林斗様はいらっしゃるっすかぁ!?」 呼び鈴を鳴らした後、返事も待たずに1人の、女の子の悪魔がドアを開け、そう言う。 「…疲れてるから取り敢えず今度にして下さい。」 「えぇ!冷たいっすよぉ~!私の胸に触りたくないんですかぁ?」 「いいから。というかそういうのはもう間に合ってるから。」 そして、その後僕はガイルが来るまで眠りに落ちた…
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加