0人が本棚に入れています
本棚に追加
「林斗ー?どこ言ったのー?」
僕を探すバステトの声だ。僕はまずいと思い、トイレへ駆け込み、ドアを閉める。
「見つかったら説教長いからなぁ…」
「り、林斗?私…流石に…恥ずかしい…」
その声が聞こえ、僕は前を向く。そこにはミアーラが、洋式トイレの上で立っていた。M字開脚でトイレ中の状態で。神様!ラッキースケベはもうお腹いっぱいって言ったじゃないすか!
「ごめん出て行く!」
「待って!」
ミアーラが僕を止める。
「何?」
「その…私の…弄って…」
…
「またかぁ…」
またやってしまったぁぁ…こっそり僕の部屋に戻れたけれど絶対怒られるなぁ…
「入るよ林斗様!」
突然黒ちゃんの声が聞こえた。時計を見ると、もう10時だ。まさか正々堂々玄関から来るとは……待って!今の状況見られたらやばい!3人裸で寝てるから!そう思って、待ってと言おうとした瞬間にドアが開く。
「やっぱりそうだと思った。彼女を放って乱行会かい?」
バステトが笑顔で、黒ちゃんは戸惑ったように、僕を見つめる。…うん。
「もうどうにでもなれぇ…」
まあ、その後みんな参加したのは言うまでもない。というか、今僕だけ起きてる状態だけれどもう6時……
「ガイルさんが来るまで寝てよ。それでガイルさんと行こう。」
僕は、満員になってる僕の部屋から出て、リビングのソファーに行く。
「おお、林斗。俺らの身にもなってくれ。」
「やだ。」
お兄ちゃんとそういう会話をして、リビングに行こうとすると、玄関にチャイムがわりに置いといた鈴が鳴る。ガイルだったらドアをバーン!っていきなり開けるはずだから…
「林斗様!林斗様はいらっしゃるっすかぁ!?」
呼び鈴を鳴らした後、返事も待たずに1人の、女の子の悪魔がドアを開け、そう言う。
「…疲れてるから取り敢えず今度にして下さい。」
「えぇ!冷たいっすよぉ~!私の胸に触りたくないんですかぁ?」
「いいから。というかそういうのはもう間に合ってるから。」
そして、その後僕はガイルが来るまで眠りに落ちた…
最初のコメントを投稿しよう!