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◆◆◆◆◆
「……う~ん、なんかないかなー、おもしれぇいたずら」
一人で呟きながら、俺は考える。
この頃思い付くいたずらは、あんまり楽しくな い。
どうせなら今まで全くしたこともないようないたずらをしたいんだよな。
ん~、と唸りながら、俺が考えていると。
「いたずらって楽しい?」
「当たり前だい。俺からいたずらを取ったら何が残ると思って……んっ?!」
いいかけて、俺はぎょっとして目を見開いた。
ここは、俺の秘密基地だ。
他の誰にもこの場所を教えたことなんかないし、 かといって簡単に見つけられちまう場所じゃない。
思わず、ばっと後ろを振り返る。
すると、やぁ、と軽く片手を上げ、挨拶してきた兄ちゃんがいた。
水色の髪に、緑の目。
……こんなやつ、村では見たことねぇ。
「んなっ、だっ……だっ……誰だ!!」
思わず言うと、兄ちゃんはにっこり笑う。
「実は正義の騎士……だといいね」
……?
キシって、なんだ……?
ってな疑問は、すぐにかなぐり捨てておいた。
そんなのはどうでもいいんだ。
「そっ、そんなことより!
お前誰だよ!?
どうして俺の基地に……!?」
「ん?
あー、名前ね、リガっての。
ここに来た理由は特にないよ。
とりあえず、よっろしく~」
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