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涼太への独占欲が高まった俺は、涼太から見えない項の下あたりの肌を吸い上げて紅い跡を付けた。
「・・・っ」
涼太から小さく声が漏れたが、跡を付けられた事には気付いていないようだ。
涼太の肌が、自分がつけたしるしで紅く染まっているのが、さらに俺の気持ちを昂らせた。
項に何度も、短い音をたてながらキスを落とす。
「やらしい音、立ててんじゃねぇバカ」
涼太の精一杯の憎まれ口に反抗するかのように、静かな部屋に響く音をたてて項に何度も舌と唇を押し付け、舐めまわすと、力が抜けてふにゃ、となった涼太が、俺の胸に寄りかかるように倒れて来る。
床に座ったままソファに涼太ごと寄りかかり、細い首の後ろに腕をまわして片腕で支え、もう片方の手で涼太の顎をつかみ斜め後ろを向かせるように引き寄せる。
涼太の肩越しに顔を近付け、深くキスをした。
「はぁ・・・っ、もうキスっ、は、おわっ、たんじゃ、は、なか、た、のか、よ」
涼太は、顎を支えている俺の右腕にしがみついて、途切れ途切れの言葉を並べた。
俺は、涼太の言葉と、しがみついている手を無視して、顎から手を外し、涼太のTシャツの裾を捲り上げた。
うわ、やべえ。
涼太の白い上半身が露わになる。
ひときわ目を引くベビーピンクがまぶしいぜ!
ドキドキしてきた・・・乳首見たくらいでテンション上がるなんて、思春期か、俺は!
触ってもいいんだよな?いや、いいのか?
なんだか急に手が震えてきたぞ、ここに触って涼太が声を漏らしたりなんかしたら、もう俺は最後まで自分を抑えられる自信が無い。
どうする?触るか?いいのか?
俺の葛藤をよそに、涼太は乱れた息を整えながら、次の手を待っていた。
涼太のベビーピンクが、俺を誘うかのように甘そうな色を纏っているように見えた。
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