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いや、コレ逆にエロすぎるんですけど・・・
「やっぱ、オレに女抱くとかムリ、こんなん見て引かねぇわけねえじゃん・・・」
涼太は顔を隠すように両腕をクロスさせて、自信なさげな言葉を吐く。それを聞き流して、俺は涼太の股間に顔を埋めた。
「青!なにやってんだよ、汚ねえだろ!」
「汚ねえわけないだろ、あと、俺は気持ち悪いなんて、微塵も思わねえ」
握ると、俺の掌にちょうど収まるくらいの涼太のそれを、根元からゆっくり舐め上げて、口に含んだ。
「待って、マジで、あ、あ、それ、ほんとムリっ、だか・・・ら」
快感で、涼太の細い腰が震えているのがわかる。
先の方の赤く剥けている部分を丁寧に舐めると、先端から透明な汁が溢れた。
「も、ほんと、無理だって、オレ、ヘンになる・・・頼むから、もう、」
涼太が今にもこぼれ落ちそうな涙を溜めて、クロスさせた腕の下から、俺を見た。
涼太と目が合った瞬間、俺の頭の中に閃光が走ったような気がした。
夢中で涼太のそれを咥え込み、快感を与えた。
「やっ、だめ、だ、もうっ・・・ぁあ!」
びくんっと涼太の体が大きく跳ねて、ビクビクとした余韻を残し、全身に入っていた力が、一気に抜けるのがわかった。
俺は、喉の奥に吐き出されたものを、ごくん、と飲み込んだ。
まっじいな・・・喉の奥に何かが張り付いて、苦い。だけどそれが涼太のものだと思うと、愛しくて堪らなくなるから不思議だ。
「涼太?」
声をかけるが返事がない。まさか・・・
顔を近付けると、規則正しい寝息が聞こえた。
「嘘だろ、おい、俺のはち切れんばかりのパンツの中身はどーすんだよ!」
俺の切実な問いかけに返ってくるのは、寝息だけ。
「マジ勘弁してくれよ・・・」
涼太の寝顔を放心状態で見ていると、瞑られた目尻から零れた雫が白い肌を伝った。
泣かせた、事になんのか?
なんだか腑に落ちないが、とりあえずミッションクリア、か?
俺は乱れた涼太の服を正し、毛布をかけてやり、肩をガックリ落とす。
どうしても最後の一手が出せねぇ、どうしようもねえな、俺は・・・
とりあえず、トイレ行ってから・・・寝るか・・・。
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