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憧れの同棲生活
俺、山田 青18歳の盛大な勘違いで無駄にセルフで傷ついたり戸惑ったりしてからはや1ヶ月半。ようやく新居への引越しも残すところ荷解きだけとなっていた。
今日から愛しの涼太との同棲生活が始まる!正式には同居だけどな!わはは!
何にしろ俺は今、生まれて来て初めてと言っていいほどハイテンションになっているんだ!
ハイテンションなイケメンに不可能はない!
「おまえ、元気よすぎねえ?」
猛スピードで共有スペースとなるリビングの荷解きをしている俺を見て、引越しと連日の仕事で疲れきっている涼太が冷ややかに声をかけてきた。
「ソファだけでも設置しなきゃ、涼太が横になれないと思ってさ~、イケメン様の優しさ、わかってねえな」
上がっているテンションを誤魔化すようにふざけるように、俺は涼太に言い返した。
「イケメン様ねー、まあ確かに青はかっこいいよな身長も高いし、おんなじ高校だったとは思えねぇくらい、いい大学入ったしな」
え?なになに?急にほめてくるとか・・・
ドキドキしちゃうだろーが!
相変わらずの無表情でなに言ってくれちゃってんの?
「ほら、ソファに座っていいぞ」
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