2.疲れるのがイヤだなんて甘えだわ

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「ごめん。やっぱ、一人でやってろ」 「松本さーん、まってまって、そういえば、私、考えていることがあった。思いきって、言っていいかな?」 「すきにしてくれ、人気声優ユウリさん」 「私ね、いちどね、腐女子になってみようかな、って思って」 「はあ?」 「なんか、こう、キノコとか生えるようなやつ。人気なんでしょ?」 「じめじめ系か」 「そうそう」 「そうそう、じゃないー。今どきこんな言葉も知らんのかい。あんたね、はっきり言って、腐女子というのは、ホモ愛好家のことだぞ」 「(゜∀゜)」 「なにその顔」 「し、しらなかったもので、つい本気驚愕。ホモって、あれよね?」 「男子と男子が、からむやつ」 「私、むりかも、いや、ほとんど、きっと、かなり、むりです、すみません」 「いやなら、むりにならなくていいと思います」 「てか、松本今日子、おまえはどこまで知っているのだ!?」 「いいじゃない、プライベートに口出ししないで」 「ぷぷぷぷ、プラジャーだと!!」 「なんかプラスチックでできているみたいなこと言わないで」 「リアル・プラモシリーズ、78のA」 「鉄道ゲージみたいだからやめて」     
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