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「今日は、道玄坂と松本の役を降りて、本当の私たちで語り合ってみちゃおう、というトーク企画」
「つまり、あんたがアヤネルして、私がハナザーする、ってことね?」
「ちがいますっ、女子高校生を演じている私たちが、本当はアヤネルとハナザーなんですっ(≧◇≦)」
「はいはい。でも、私、オタク男子じゃないし、詳しいことはなんも知らんよ」
「だからぁ、知るとか知らないとかじゃないわけ。あなた自身がその中の人だっていうことなわけ」
「ややこしいな。まあ、すきにやんなさいな」
「じゃあまず、ハナザーさん、あなた、松本今日子って役をやってますが、苦労した点とかありますか?」
「そうですね、始まってずいぶんたつのにいまだに登場人物が二人しかいない状況で、私がつっこまないとあとがないですから、つねに崖っぷち。そこはけっこう危機感は持ってやっています」
「なるほど。責任重大ですね」
「まあ、相方がバカだから、しかたがないといえばしかたないんですが」
「おいおいおい、ケンカうっとんのかごらぁ」
「そういうあんたはどうなの?」
「私は、いちおう、主人公じゃないですか。だからぁ、なるべくかわいく、魅力的に、つまり作画の美少女ぶりに負けないよう、素敵な演技することを心がけていなす」
「ナスか、ぼけナスなのか!!」
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