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その後の授業内容はほとんど頭に入ってこず、時間だけが過ぎて気がつくと本日最後の授業が終わっていた。
「はい! じゃあ今日はここまで! 明日から夏休みだが、くれぐれも遊び過ぎず! 宿題もやる様に! じゃあ解散! 」
先生はそう言い残して教室から出る。それを合図かの様にクラスメイトは立ち上がり、教室を出る者。 ほかのクラスメイトと喋る者、様々だった。しかしみんなその表情は夏休みを心待ちにしていた様な表情を浮かべていた。
クラスメイトを見守る中、桜井がまたしても俺の方へとやってきた。
「で、さっきの続きだろ」
桜井はそのまま俺の前に座る。
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