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温泉はホテルにある温泉だった。
日帰り入浴が出来るみたい。
フロントで入湯料を支払ってから、吉崎先輩たちとの待ち合わせ時間を決めて、男湯と女湯に分かれた。
脱衣スペースで服を脱ぎながら、彩香先輩と話していた。
「一人暮らししてから温泉行ってないから、久しぶりなんです。」
「そうなんだ。私と亮平は温泉巡りが好きだから、日帰りでも遠出して割と温泉行ってるかな。」
「いいなぁ、彼氏とドライブデート!混浴とか入ったりするんですか?……って聞いたの自分なのに、なんか照れますね。」
「自分で聞いておいて、何顔赤くしてるの(笑)」
会話を続けながら温泉に入った。
洗い場は混んでいなかったので、彩香先輩と隣同士で座った。
身体を洗い終えてから温泉に浸かった。
「あ~生き返る~!」
「本当ですね~!」
さっきスープカレーを食べて身体が温まったけれど、温泉に浸かって、身体の芯から温まった気がする。
「あれ、麻衣、前より胸大きくなった?」
突然彩香先輩に指摘されて、びっくりした。
「あ~、部活やってた頃よりは大きくなったかも?
でも、引退してからちょっと太っちゃったんですよね~。お腹とか…。」
「えっ、全然太ったように見えないよ?麻衣は昔から可愛いし、女子力もあって、ナイスバディで羨ましいよ、ホント。」
「私は、彩香先輩みたいなスレンダーで美脚なのに憧れます…。昔からカッコよくて、ずっと憧れでしたよー!」
「私は胸があるほうが羨ましいわ…。」
皆、身体の悩みは尽きないんだなぁと実感する。
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