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保護するものがなくなり、柔らかなカットソーに浮かび上がる胸を隠そうとして、望が腕を交差させるのを、志貴が途中で腕を掴んで邪魔をする。
普段はなだらかな曲線が、志貴のキスで起こされて硬くなり、左右の盛り上がった部分に、丸い突起を浮かび上がらせている。
望は何とかして隠そうと身をよじるが、志貴が生地の上から口付けた。
「…っ」
生温かな息を吹き込まれ、湿って温かな生地がその部分にまとわりつき、嫌というほど形を変えた部分を意識させられた時、カリッとかじられ、望の身体がマットレスの上でバウンドした。
「あぁっ…」
思わず顔の両端に挙げられた腕で口を塞いだが、自分が上げた声にショックを受けて顔が真っ赤に染まる。
志貴は片手で望の手首を一つにまとめると、邪魔な上着をたくし上げ、滑らかな肌に直接手を這わせて感覚を楽しんだ。
声を必死で抑えようとする望に対し、もっと声を上げさせようとする志貴が、舌と手を使って望を煽る。だんだんと片方の手が脇から下へと移動して、腿を撫でまわすので、望は痛めた脚に力が入り思わず顔をしかめた。
「ごめん、痛かったか?」
望の手を自由にすると、志貴が心配して脚を覗き込み、優しく摩る。望がほっと力を抜いた瞬間、志貴は望の片脚を自分の肘に引っ掛けて、脚の間に身体入れた。
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