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その視線に気がついた美麗が、少しむっとして二人を睨んでから、望の後ろ姿を隠すようにぴったりと張り付いて歩き出したので、村上がおおっ、麗しい女同士の友情と呟いた。
「山岸さんの目がセクハラって語ってましたね。でも、いつも女らしくない和倉のあの形のいいお尻は眼福だったな~。僕、和倉を女として見れそう」
「おい、村上、本当にセクハラで訴えられるぞ。また考えもなしで突っ走って、あとからあの時ああ言わなければよかったと愚痴を言っても、誰も聞かないし、庇わないからな!」
「佐久間リーダーだって、じっと見てたじゃないですか。意外とむっつりだったりして・・・」
「お前、酔っているのか?ほら、おいてくぞ!」
佐久間が村上の頭をパシッと軽くたたき、大きなスライドで望たちの後を追いだしたので、村上がその後を、待ってくださいと言いながら小走りについていった。
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