2 列車に揺られて

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「ヤ、ヤシン…あ、あんまり、激しく、しちゃイヤだよ?」 僕に足を持ち上げられ、大きく開かされ、カバネさんは、そんなことを言った。 「それは、激しくして欲しいって事ですか?」 くっきりと露になったそこに、僕は興奮して暴れだしそうなそれの先を当てた。すると、それだけできゅうっと吸い付いてきた。 「カバネさん、ごめんね、僕、優しく出来そうもないです」 一応謝って、僕は一気に奥まで貫いて、ゆっくりと引き抜くように動かし、また奥まで貫いた。 「久しぶりのカバネさんの中、蕩けそうで気持ちいいです。それに、凄いきゅうきゅう締め付けてくる」 「ひぃっ、ア…アァん。あんっ、そこは突かないでっ、あはァん、いやぁ」 カバネさんは苦しそうに、口元に手を当てて、身を捩った。僕はその快楽に抗う、汗ばむ体に、ツンと勃ち上がった乳首を口で捉えて、きつく吸い上げた。 「やっっ、だ、めぇっ!や、やだやだっ、吸っちゃ、ダメぇ」 「カバネさんのココ、甘くて美味しい。反対のもいただきます」 カバネさんに笑顔を見せて、今度は反対の乳首を同じように吸い上げた。カバネさんのより感じやすい右側のそれを。 「ひっ、いやぁぁン…ヤシン、だめっ、や、め、あアッ」 「カバネさん、あなたは会う度に可愛くなって、僕は、他の誰かに盗られるんじゃないかって、最近心配でたまらないんですよ」 いやらしい音を立てながら、激しくカバネさんを突き立てて、僕はカバネさんの中に解き放った。 「はぁ、はぁ……」 荒い息を吐きながら、ぐったりとなったカバネさんの体をうつ伏せにして、僕はその腰を引き寄せた。 「え?ヤシン?な、なにを?」 「やっぱり、その勝負下着は脱がさないまま、ここだけ外に出すっていうのが、エロいですね」 僕は元気を失くしたカバネさんのそれを掴んだ。 「んっ、ヤシン?も、もしかして…」 「…全然足りないですよ?」 今度はバックで、カバネさんを貫いて、激しく突き立てた。 「ああーっ、やァっ、も、こわ、壊れちゃうぅ」 カバネさんは床に爪を立てて、身を震わせて、より大きな喘ぎ声を漏らした。
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