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ビクリと体を震わせて、俺はそこに触れるシキミの手を押し退けようと、その手首を掴み、脚も必死に閉じようと試みた。
「バネさんの中、1度でいいから触らせてよ。ここを乱されて、感じるバネさんの姿見せてよ。そしたら、もう今後一切こんな事しない。バネさんの事完全に諦めて、見守り役に徹するからさ」
こんな事出来るのは、ヤシンと長く離れている今しか出来ない、シキミはそう思った。
「あ、諦めるって?」
「俺は、バネさんの事、好きなんだ。でもヤシンといるあなたも好きなんだ。だから、俺の恋人にとかは望まないから、だから…」
そこに当てられた指が、俺の抵抗より強い力で、少しずつ中に入ってきた。
「あぁんっ……だ、め……それ以上は」
「俺のを入れたりしないから。1度でいいから、あなたの体、全てに触れさせてよ」
再び唇を重ねられて、胸の突起もクニクニと押し潰された。指は更に奥まで押し込まれた。
「ンんっ、んあぁんっ、あ、あ、いやぁん、だめぇっっ」
「バネさん、ココいい?指が凄く締め付けられる。あ、バネさんの良いところ見つけた」
シキミは奥の内壁を、確かめるように擦った。
俺は大きく体を仰け反らせた。もう抵抗する力も出せないくらいに、体が快楽で震えてしまっていた。
「そこダメぇっ……あっ、あんっ、シ、キミ…も、そこ、触らない、でぇっ」
「バネさん、可愛い、凄く可愛いよ。もう少し、もう少しだけ、触らせて」
シキミは俺の体を湯船から引き上げて、中を掻き乱しながら、胸の突起を舐めまわした。
「あッ、ヤダ…乳首、舐めちゃ、ダメぇ…あはァんっ」
「ごめんね……これで、諦めるから」
中を、奥を、激しく指で突かれて、胸の突起を吸い上げられて、俺は甘く荒い息を漏らして、身を捩った。
「ああっ、も、もう、で、るぅ」
耐え難い気持ち良さと、ヤシン以外にされて絶頂を迎えてしまう罪悪感とで、涙を零しながら、俺はそれを止めることも出来ずに、吐き出してしまった。
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