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『父さん…これ、
父さんの大好物のミカンだよ。
美味しいから食べて。』
恵太は父親のお墓に果物を備えた。
そして両手を合わせた。
父親の病気は治らずにそのまま病院で
亡くなってしまった。
父親は最後の力を振り絞り。
『…恵太…父さんは…もうダメだ…
これから父さんがする事は決して
真似たらダメだ…父さんは…
恵太を…愛してる…、
生き延びで幸せにおなり…。』
それが父親の最後の言葉だった。
恵太は泣き叫んだ。
『嫌だ…父さん…父さーん!!!』
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