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朝日の差し込む机に向かって、日記を書く。
朝の空気は、柔らかく、美しく、穢れなど一切なく、まるで自分を責めているようで、とても嫌いだ。
確かに、学校にも行かず、自分の精神(こころ)の内に閉じこもっているのは、卑怯で、臆病で、危険なのかもしれない。
しかし、学校も一つの籠みたいなものであり、そこに縛られて生活するならば、人間誰しも持っている、感情という機能の働くがまま、安全圏に浮遊している方が、有意義だった。
周りの人には反論されるだろう。だけど、自分には、これが最良の選択なのだった。
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