過去

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僕の名前は橋田凪。 一年前に無実の罪で捕まり、 懲役10年を言い渡された。 警察は僕が無関係者だと知りながら 自分たちの名誉を守るために僕を犯人に 仕立て上げた。 毎日刑務所で同じ飯を食べ、 同じ仕事をしていた。 刑務官からの虐待や拷問は日常茶飯事。 皆苦しみながら生活していた。 僕ら犯罪者なんて人権はない。 だから政府も役所もなにも言わない、 表では 「犯罪者にも、人権があるとか 刑務官は犯罪者に寄り添いとか言ってる」 この国では拷問は禁止されているが、 刑務官は皆している こいつらの頭の中は 「バレなきゃいい」 それだけ。だから刑務所の中では自殺が 多い、 ある日刑務官に呼び出された 「134番こい」 僕は面会室に行った。するとそこには スーツを着た人がいた。僕は聞いた 「何ですか?」 刑務官は答えた 「お前は今からこの刑務所を出て他の場所に行ってもらう」 すると目隠しをされ、 殴られ気絶されられた 目が覚めるとそこは 薄暗いローカ、 そのローカから足音が響いた。 こちらに近いてくるようだ。 そして僕の部屋の前で止まった。 マスクに手袋まさに手術を始める医者のような服装の人が5、6人並んでる。男が言った 「52465番出ろ」 そして僕はある部屋に連れて行かれた。 薄暗い部屋だ。 すると後ろから急に木刀のようなもので殴られた。僕は気を失った。 「よし始めるぞ」 男が言った。 僕は目を覚ますと手術台に寝かされ、 手足を固定されていた。 「おはよう」 男は笑った。 僕は必死に声を出そうとしたが出ない。 すると男が言った 「おや、喋りたそうだね。 でも喋れないのかな、まあそれもそうだなお前の口には麻酔をしているから。」 男が笑った。僕は必死に抵抗をしたが無駄だった。 男が言った 「始めるぞ、CH1をくれ。あとKL3も」 そう言うと僕の腕に注射をした。 数分もしないうちに全身に激痛が走った。 僕は必死に叫んだ。だが声が出ない。 僕の意識は遠のいていく。 すると男はまた腕に注射をした。 すると痛みは消え、意識が戻ってきた。 男は言った 「どうだい?最初に打ったのは 毒薬で2回目に打ったのが解毒剤、 これで意識は戻ったが だんだん力が抜けていく 後5回受けてもらう まあせいぜい 頑張るんだな」 また全身に激痛が走った そして痛さは治まる これの繰り返し、僕は耐えれなくなった そして意識を失った
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