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誰もが一度は憧れた存在、誰もが一度は抱いたであろう――その疑問。
その答えを示す場所は――思わぬ場所にあった。
東経一三九度四四分二八秒――と。
北緯三五度三九分二九秒――という数字が示す場所にある。
つまり――世界地図でその数字が示す場所を見れば、そこは一目で分かる“極東の島国”で。
所謂『日本』という国に――その『竜』の存在は“あった”。
だが誰もがその存在を信じているわけではない。
日本に住む全国民がそれを知っているわけがない。
そんなことが世間に知られていたら、即座に“マスコミ”という信じられないほどの攻撃力を持った第三勢力がやって来るのだから。
そのような大ニュースを、彼らが見逃がすはずがない――だからこそ。
その存在は“とある町の中”でしか知られていない。
島国――日本の国の中での小さな町の中に隠れている『竜』という、未知の存在――それは。
何とも、ロマン溢れる物語であろう。
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