FM

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布団の中で目が覚めた。 どうやら、悪い夢を見ていたようだ。時計を見る。時刻は昼の2時を回ったところだった。 起き上がろうと敷布団に手をつくと、右手に痛みが走った。 指の関節はパックリと割れていた。 夢じゃなかったのか? 鳥肌が立ち、ひっくり返ったラジカセを見る。 白いラジカセには、血の跡が、はっきりと残っていた。
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