すもも太郎
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日曜の夕暮れ時、私は川辺にしゃがんで、ぼんやりと川面を眺めていました。 あーあ、嫌だなぁ また明日、会社だ・・・。 憂鬱な気分で小石を取り、川に向かって投げていると、川上から小さな果物が、 どんぶらこ~どんぶらこ~、と流れてくるのが見えました。 私は近くに落ちていた小枝を取り、引き寄せて手に取ってみると、それは奇妙なことに、美しく、かぐわしく、プリッとした可愛いすももでした。
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