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すもも太郎との生活が数か月過ぎた頃、近所の花火大会の日になりました。
私は会社から帰ると、すもも太郎を肩に乗せ、地元の人しか知らない穴場に向かいました。
そこは橋の上で、花火大会が始まっているにも関わらず、人はまばらでした。
橋の上から下を見ると、すもも太郎と出会った川辺が見えました。
すもも太郎と私は、目と目を合わせて微笑みました。
するとふいに、すもも太郎は目をそらして、何かをじっと見つめだしました。
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