すもも太郎

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視線の先を見ると、橋の欄干に腕を置いて花火を見る、私と同年代の男性がいましが、 その肩には、すもも姫と呼んでいいような可愛い小さな女の子が、ちょこんと座って一緒に花火を眺めていました。 花火が上がるたびに男性とすもも姫の姿は、私の目に明るく浮かび上がってきました。 すもも太郎がすもも姫に話しかけると、すもも姫はハニカミながらも嬉しそうに答えて、 それを見た男性と私は、微笑まずにいられませんでした。
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