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「はい……」
「わかりました。実害は今の所さほどなかったようですから。ですが、今後、言動にはよく気を付けてください。おわかりなのですよね、本当は画像を加工したり、無茶な要望を押し付けたりしてはいけないと」
「……」
モンスターママは黙って下を向き、頷いている。悔しそうな顔からは、反省の色は見えない。
浅葱先生はそっとため息をつき、「私の一存では、どうすることもできませんから。校長と相談して」と言いかけた。
「すみません! ごめんなさい! もうしないと約束しますから……」
校長という単語を出しただけで、お腹にくっつくほど頭を下げて謝る様子に、浅葱先生は諦めたように首を振った。
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