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クリスマス前日。
街の中もキラキラしてて、テンションがどんどん上がっていく。
クラスの友達もみんなテンションの上がり方がいつもよりも3倍は高い感じがする。
付き合って初めてのクリスマスだから、やっぱり一緒にデートしてケーキ食べて…プレゼントあげて、もらって……あとは…。
考えただけでテンションがおかしくなりそうだった。
クラスの1番前、授業が終わったのに未だにノートをとってる真面目な彼。
ジーーッとついつい見つめてしまう。
私の視線に気づいたのか、振り返った彼が口パクで『お昼』と口にしたのを確認してから小さく頷いてカバンの中の袋を持って立ち上がった。
午後の授業はもうないから、帰りにどこで食べてもいいんだけど学校でお弁当を食べながらゆっくり彼と話せる時間が幸せ。
「どこでご飯食べる?」
「生徒会室は、誰も来ないと思うし。」
「入って大丈夫なの?」
「これでも、僕…生徒会役員だから。」
大概の生徒が帰っていく中、二人で生徒会室に入った。少しだけ悪いことしてるみたいでドキドキする。
コンビニの袋からサラダと飲み物を取り出す。
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